デジタル信号処理 | |
アクティブノイズキャンセラ | |
概 要DSPボードと適応デジタルフィルタを用いて、騒音をアクティブに出す音で消す消音処理装置です。消音の対象として音場試験用ダクトを用います。 | |
音場試験用ダクト音場試験用ダクトは、スピーカーを用いた擬似的な騒音源と消音用のスピーカーを設置した閉鎖空間を構成しています。消音の目的は、騒音用スピーカーから発生される騒音を消音用スピーカーを用いて消音することです。消音する為にはダクトにプライマリセンサと呼ばれるマイクとエラーセンサと呼ばれるマイクをそれぞれ設置します。騒音源から流れ出る音について上流側にあるプライマリセンサで音を拾い、適応デジタルフィルタで処理した後消音用スピーカーを騒動し、エラーセンサの点でちょうど打ち消し合って消音するものです。異なる周波数の複数の成分をもつ騒音の場合、各周波数(即ち波長)は整数倍とは限らないので、単にプライマリセンサの音を位相を反転して出力しただけでは消音はできません。 | |
機 器エラーセンサ用マイクはダクトの開口部の適当な位置に設置します。プライマリセンサ用マイクはダクトの側面に設けた3ヵ所の開口の何れかに設置します。 | |
主な構成
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